こどもがクチトレーニングをしたがらない

クチトレーニングは、口を閉じる力をつけ、くちびる、頬、舌などの力をつけて、口の動きがスムーズにできるようになることを目指したトレーニングです。

口の力がつくということは、「食事」「会話」「呼吸」「睡眠」にも良い影響があり、それらは生きる力の基礎力になります。

こどものうちに基礎力をつけておくことは、これからの成長を考えると大切なことになるのではないかと思います。

クチトレーニングに良いイメージができるような声かけをしていただけると、お子さんの気持ちが変わるのではないかと思います。

私はレッスンで、声をかける時は、クチトレで強くなろう!とか もっとおしゃべりしよう!とか 美味しいもの食べよう!とか 楽しいことを想像できる言葉をかけるようにしています。

そして、3分経ってクチトレを外してから、「やったー!できたー!」「上手だったね。」「クチトレやるとスッキリして気持ちいいね。」「何だか顔がポカポカになったね、」と声をかけて、時にはハイタッチをしてしまっています。クチトレによる共通の体験は自然に笑顔になれる気がします。

もし、知らないうちに、痛かったね〜、辛かったね〜、といったネガティブな言葉をかけをしていたとしたら、それをポジティブな言葉に思いっきり変えてみてください。それに、実際にやってみてください。見た目より痛くも辛くもない、気持ちの良いトレーニングなんですよ。

この記事を書いた人

畑中 麻里